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映画 クローズ ZERO




累計発行部数が3,200万部を超える、高橋ヒロシによるカリスマ的な大人気コミック「クローズ」の実写映画化。最悪のワルガキが集まる鈴蘭男子高校の覇権を巡る史上最大の抗争という、原作では語られなかった完全オリジナルドラマが“エピソードZERO”として展開する。監督は『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』の鬼才・三池崇史。小栗旬、山田孝之ら人気と実力を兼ね備えたキャスト陣と、800人のオーディションを勝ち抜いた若き“クローズたち”の競演が見もの。

 

偏差値最低、品性最悪の不良学生が集まる鈴蘭高校では、多数の派閥が覇権をめぐって勢力争いを繰り広げていた。現在の最大勢力は、3年の芹沢多摩雄(山田孝之)率いる“芹沢軍団”だった。そこへ、鈴蘭制覇を本気で狙う滝谷源治(小栗旬)が転入、鈴蘭OBで早秋一家矢崎組のチンピラ片桐(やべきょうすけ)と友人になり、勢力を拡大する。


■格好良いワルにイメチェン!

Q:出来上がった作品をご覧になっていかがでしたか?

おれ、バツグンに格好良かったですね(笑)。めちゃめちゃ強かったです! 2回くらい死んでいても、おかしくない感じでしたよね。ただいつもそうなんですけど、自分が出演した映画は客観的に観られないんです。でも、自分のことは置いておいたとしても、自分以外のみんながすごく格好良かったので、それだけで十分満足でした。

Q:「クローズ」は大人気のコミックですが、プレッシャーはありませんでしたか?

プレッシャーはまあ、あったかなあ……。小栗旬が「クローズ」をやるというイメージは世間的にはあまりなかったと思うんで、そういう部分では、「いいのかな、おれで?」っていうのはありましたね。でも、やっぱり始まった瞬間から「もう関係ねえ!」っていう感じでやってたんで、始まっちゃったらプレッシャーがどうとかは考えなかったですね。

Q:役作りで、心掛けたことはありますか?

イメージですよね。歩き方にせよ、自分が高校生のころにあこがれていた先輩の歩き方とか、何となく思い浮かべていたら、その歩き方になりました。

Q:役と小栗さん自身が重なる部分はありました?

何もないですねえ。逆にかっこいいなあと思いますもん。源治と一緒で、たばこは吸うけど、あんなにヘビースモーカーではないですし……。あ、でも源治と一緒で、泣き上戸かもしれないです。酔っ払うと、結構泣いちゃいますね、おれ(笑)。
 
 

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■ガチンコ勝負は本当に痛い

Q:ケンカのシーンは、かなり激しいものでしたが、どのぐらいのガチンコ勝負だったんでしょうか?

もちろんお互いに気を使いましたけど、ほぼガチンコですね。ケガもしょっちゅうありました。ちっちゃいケガは、みんな山ほどしていたんじゃないですかね。顔だけは、パンチ入ったらはれちゃうから気を付けようって、みんな思っていたけど、それ以外の部分はほとんど入っていました(笑)。

Q:最後の山田さんとのタイマンシーンはいかがでした?

あのシーンで孝之に思いっきり一発殴られてるんで……(笑)。痛かったな~、あれ。やっぱり、芹沢多摩雄強えなあ~って思っちゃいましたもん(笑)。

Q:小栗さんご自身は、今までにケンカの経験はありましたか?

全然ないです。平和主義者ですし、危ないの怖いし、痛いの嫌だし(笑)。

Q:鈴蘭高校の、ケンカばかりの青春をどう思いますか?

あこがれますね。ガキのころからあこがれはありましたよね。拳ひとつでのし上がれる男になりたいと思っていましたから。でも、無理でした……。全然無理。

Q:ご自身の学生時代は?

へっぽこですね、へっぽこ! 本当にへっぽこでした(笑)。

Q:この作品を観たら、今の高校生たちのケンカ魂に火がついてしまう気がするのですが……。

そうなってくれるといいですね!観終わった後、自分が強くなった気で映画館を出られる映画になってるんじゃないかと思います。おれらの世代ってあまりそういうのはなかったですけど、ちょっと前なら『ビー・バップ・ハイスクール』とかを映画館で観て、どっちがトオルだ、とかっていう話になって……みたいなのあったんだと思うんです。だからこの映画を観た後、そういう会話ができていたらいいなと思います。
 
 

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■9年間高校生役を演じ続けて

Q:男性ばかりの鈴蘭高校でしたが、実際の現場の雰囲気はいかがでしたか?

現場は面白かったですよ。男しかいなかったですし。撮影が終わると、みんなでホテルの近くの焼肉屋に行って、飲んで食って……。そんな毎日でした。

Q:20歳を過ぎていますけど、小栗さんはドラマや映画でいろんな高校生活を体験されていますよね。

最近新聞を読んだら、「小栗旬、9年間高校生やっている」って書いてあって(笑)。普通の高校生なら考えられないですよね……(笑)。

Q:鈴蘭高校の高校生活はいかがでしたか?

面白かったです! 鈴蘭って、行きたくても行けない学校だと思いますし、高校生のころにあんな平気な顔して、渡り廊下でたばこ吸ってみたかったなあって思います(笑)。

Q:一番思い出深いシーンはどこですか?

野球のシーンですかねぇ……。みんなで野球やって、本当に楽しかったんですよ。三池監督も、みんなで勝手に遊んでいるのを勝手に撮っていました。ダーツのシーンもそうだし、野球のシーンも、本当にもう「楽しそうにプレイしているのを、こっちから勝手に撮っているから、好きにやってていいよ」みたいな。
 

■健全で清清しい映画

Q:いろいろなことを考えさせられる映画だと思います。

そうですね。久しぶりに健全な不良映画ができたと思います。本当に健全な、ただただ高校の中の世界で、自分が何者か、どれだけの男なのかっていうのを考える、清々しい映画だと思います。

Q:この作品は、誰に一番観てもらいたいですか?

「クローズ」を好きな人たちに「どうですか? おれたちの作った『クローズ ZERO』」っていう感じで観てほしいと思います。
 

少し猫背な歩き方で、触れたらヤケドしてしまうんじゃないかと思うほど、するどい眼光で周りをにらみつける主人公・源治。『クローズZERO』に、小栗旬はいない。スクリーンにいるのは、確かに鈴蘭高校の“源治”だった。そう感じるのは、インタビューでやわらかい笑顔で話す小栗を見たからかもしれない。「かっこいい!」と思わず叫びたくなるような、強烈な“ワル”の魅力をゼロから作り出した小栗の演技は、源治に負けないくらいただ者ではないかもしれない。
 
 
取材・文: シネマトゥデイ 写真: 秋山泰彦          yahooニュース引用  



累計発行部数が3,200万部を超える、高橋ヒロシによるカリスマ的な大人気コミック「クローズ」の実写映画化。最悪のワルガキが集まる鈴蘭男子高校の覇権を巡る史上最大の抗争という、原作では語られなかった完全オリジナルドラマが“エピソードZERO”として展開する。監督は『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』の鬼才・三池崇史。小栗旬、山田孝之ら人気と実力を兼ね備えたキャスト陣と、800人のオーディションを勝ち抜いた若き“クローズたち”の競演が見もの。

 

偏差値最低、品性最悪の不良学生が集まる鈴蘭高校では、多数の派閥が覇権をめぐって勢力争いを繰り広げていた。現在の最大勢力は、3年の芹沢多摩雄(山田孝之)率いる“芹沢軍団”だった。そこへ、鈴蘭制覇を本気で狙う滝谷源治(小栗旬)が転入、鈴蘭OBで早秋一家矢崎組のチンピラ片桐(やべきょうすけ)と友人になり、勢力を拡大する。


■格好良いワルにイメチェン!

Q:出来上がった作品をご覧になっていかがでしたか?

おれ、バツグンに格好良かったですね(笑)。めちゃめちゃ強かったです! 2回くらい死んでいても、おかしくない感じでしたよね。ただいつもそうなんですけど、自分が出演した映画は客観的に観られないんです。でも、自分のことは置いておいたとしても、自分以外のみんながすごく格好良かったので、それだけで十分満足でした。

Q:「クローズ」は大人気のコミックですが、プレッシャーはありませんでしたか?

プレッシャーはまあ、あったかなあ……。小栗旬が「クローズ」をやるというイメージは世間的にはあまりなかったと思うんで、そういう部分では、「いいのかな、おれで?」っていうのはありましたね。でも、やっぱり始まった瞬間から「もう関係ねえ!」っていう感じでやってたんで、始まっちゃったらプレッシャーがどうとかは考えなかったですね。

Q:役作りで、心掛けたことはありますか?

イメージですよね。歩き方にせよ、自分が高校生のころにあこがれていた先輩の歩き方とか、何となく思い浮かべていたら、その歩き方になりました。

Q:役と小栗さん自身が重なる部分はありました?

何もないですねえ。逆にかっこいいなあと思いますもん。源治と一緒で、たばこは吸うけど、あんなにヘビースモーカーではないですし……。あ、でも源治と一緒で、泣き上戸かもしれないです。酔っ払うと、結構泣いちゃいますね、おれ(笑)。
 
 

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■ガチンコ勝負は本当に痛い

Q:ケンカのシーンは、かなり激しいものでしたが、どのぐらいのガチンコ勝負だったんでしょうか?

もちろんお互いに気を使いましたけど、ほぼガチンコですね。ケガもしょっちゅうありました。ちっちゃいケガは、みんな山ほどしていたんじゃないですかね。顔だけは、パンチ入ったらはれちゃうから気を付けようって、みんな思っていたけど、それ以外の部分はほとんど入っていました(笑)。

Q:最後の山田さんとのタイマンシーンはいかがでした?

あのシーンで孝之に思いっきり一発殴られてるんで……(笑)。痛かったな~、あれ。やっぱり、芹沢多摩雄強えなあ~って思っちゃいましたもん(笑)。

Q:小栗さんご自身は、今までにケンカの経験はありましたか?

全然ないです。平和主義者ですし、危ないの怖いし、痛いの嫌だし(笑)。

Q:鈴蘭高校の、ケンカばかりの青春をどう思いますか?

あこがれますね。ガキのころからあこがれはありましたよね。拳ひとつでのし上がれる男になりたいと思っていましたから。でも、無理でした……。全然無理。

Q:ご自身の学生時代は?

へっぽこですね、へっぽこ! 本当にへっぽこでした(笑)。

Q:この作品を観たら、今の高校生たちのケンカ魂に火がついてしまう気がするのですが……。

そうなってくれるといいですね!観終わった後、自分が強くなった気で映画館を出られる映画になってるんじゃないかと思います。おれらの世代ってあまりそういうのはなかったですけど、ちょっと前なら『ビー・バップ・ハイスクール』とかを映画館で観て、どっちがトオルだ、とかっていう話になって……みたいなのあったんだと思うんです。だからこの映画を観た後、そういう会話ができていたらいいなと思います。
 
 

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■9年間高校生役を演じ続けて

Q:男性ばかりの鈴蘭高校でしたが、実際の現場の雰囲気はいかがでしたか?

現場は面白かったですよ。男しかいなかったですし。撮影が終わると、みんなでホテルの近くの焼肉屋に行って、飲んで食って……。そんな毎日でした。

Q:20歳を過ぎていますけど、小栗さんはドラマや映画でいろんな高校生活を体験されていますよね。

最近新聞を読んだら、「小栗旬、9年間高校生やっている」って書いてあって(笑)。普通の高校生なら考えられないですよね……(笑)。

Q:鈴蘭高校の高校生活はいかがでしたか?

面白かったです! 鈴蘭って、行きたくても行けない学校だと思いますし、高校生のころにあんな平気な顔して、渡り廊下でたばこ吸ってみたかったなあって思います(笑)。

Q:一番思い出深いシーンはどこですか?

野球のシーンですかねぇ……。みんなで野球やって、本当に楽しかったんですよ。三池監督も、みんなで勝手に遊んでいるのを勝手に撮っていました。ダーツのシーンもそうだし、野球のシーンも、本当にもう「楽しそうにプレイしているのを、こっちから勝手に撮っているから、好きにやってていいよ」みたいな。
 

■健全で清清しい映画

Q:いろいろなことを考えさせられる映画だと思います。

そうですね。久しぶりに健全な不良映画ができたと思います。本当に健全な、ただただ高校の中の世界で、自分が何者か、どれだけの男なのかっていうのを考える、清々しい映画だと思います。

Q:この作品は、誰に一番観てもらいたいですか?

「クローズ」を好きな人たちに「どうですか? おれたちの作った『クローズ ZERO』」っていう感じで観てほしいと思います。
 

少し猫背な歩き方で、触れたらヤケドしてしまうんじゃないかと思うほど、するどい眼光で周りをにらみつける主人公・源治。『クローズZERO』に、小栗旬はいない。スクリーンにいるのは、確かに鈴蘭高校の“源治”だった。そう感じるのは、インタビューでやわらかい笑顔で話す小栗を見たからかもしれない。「かっこいい!」と思わず叫びたくなるような、強烈な“ワル”の魅力をゼロから作り出した小栗の演技は、源治に負けないくらいただ者ではないかもしれない。
 
 
取材・文: シネマトゥデイ 写真: 秋山泰彦          yahooニュース引用  
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